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2016.07.12 相梅雨

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梅雨から差し出されたスプーンに乗ったそれ。
少しの躊躇いも啼く、口に含んで租借する。
ニコニコしながら、梅雨は尋ねる。

「私の好きなゼリーなの。どうかしら?」

租借してのみこんで、少しの沈黙のあと、甘ぇな、と答えた。
そうかしら?と梅雨は少し驚き顔で、でも先生は普段からあまり甘いものは食べないものね、と笑う。

うん。
甘いな、と言ったのは本当は味のことではなかった。
こんな外で、人目も憚らず、あーん、的なことをやってのけてしまう。
そんな自分の変化そのものが、甘いな、と思ってしまったのだった。

この年下の恋人に、随分と変えられてしまったものだ、と思わず苦笑がこぼれる。
でもそれは悪いものではない。
ひどく幸せな気持ちがあふれた、そんな微笑だった。




***
あっまーーーーーい!!相梅雨がほしかった…。

(pict::相梅雨)

2016.07.11 相梅雨

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らくがき。
無自覚の先生×先生が私の事なんか好きになるはずないわていう梅雨ちゃんの
すれ違いみたいなの可愛いなあ。
先生は聡いんだろうなあとは思うんだけど、周囲のそういうことには聡くても
対自分になると色々見誤って欲しい

(pict::相梅雨)

2016.07.10 相梅雨

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ワンドロお題に迷った残骸。

「随分可愛い格好してどうした?」
「ふふ、今度新人さんの歓迎会に、皆で余興をすることになったのよ。似あうかしら」
的な?もう結婚してる相梅雨妄想は大変楽しいですね。早く結婚して!!

(pict::相梅雨)

2016.07.09 相梅雨

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ワンドロお題「好物」

自分の膝に乗せながら、「悪いがコイツは俺専用だ」て言って欲しい欲。
なんかこう、文化祭で猫擬人化喫茶をやることになって
女子も男子も猫の格好で接客することになったんだけれども、
セクハラ紛いな客に困っていたら、先生が来て追っ払った上
「俺もいっぱい飲んでくわ」て言ったらさっきまで絡まれてた梅雨ちゃんを
膝抱っこさせつつ、しばらくここにいろ、ていう相澤先生どこですか?!
私の脳内にしか居ませんか!!???
いちゃいちゃさせたい欲がとんでもないんですけどどうしたらいちゃいちゃしてくれるんだ……
やっぱ未来妄想しかないのか……。

(pict::相梅雨)

2016.07.07 相梅雨

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「届いたか?」
「ありがとう先生」

きちんと両手から短冊が消えたのを確認してから、抱えていた蛙吹をそっと下へとおろした。
蛙吹は高いところにつけられた自身の短冊を見て、ニコニコしている。
ふと、何を願ったのが気になってしまった。
「……なんて書いたんだ?」
教えてくれない気がするな、と思いつつもたずねずには居られなくて、そう口にしたてみたが。
「ふふ、内緒よ」
やはり、蛙吹はいつもの指をくちに近づける仕草をしてニコニコと笑うだけだった。
まあ、教えると叶わないとも言うしな。
そうか、とだけ返事を返してそれで会話は途切れた。

七夕祭りと称した、まあただの夏祭りに二人で来ている。
蛙吹と付き合い始めたのは卒業式丁度だったから、まだ付き合いたて4ヶ月ほどで蜜月、と言って良いはずだが、
お互い淡白なこともあって割と平坦にお付き合いは進んでいる。
それでもちゃんと、自身のなかに蛙吹を可愛いな、と思う瞬間は確かにあって、
ああ俺にも人並みな感情はあったのだなあと一人で感慨深くなったりする。
蛙吹は、学生時代もそうだったが、言いたいこと直ぐ言っちゃうの、という割りに、我侭とかを言うことはなかった。
それは付き合ってからも代わりなく、俺の都合を考えてか、おうちでまったりデートが大半だった。

蛙吹はそれだけで幸せだと笑っていたが、さすがの俺も申し訳ないとは思っていた。
そんなときに二人で夕飯の買い物をしていた帰り、この祭りの張り紙をみたのだった。
足をとめてじっとみてる蛙吹にさすがの俺も察しがつく。

「……これ行くか?」

そう声をかけると、いいの?と行った感じで大きな目がパチパチと此方を見上げてくる。
うーん、とても可愛い。贔屓目にみなくても、可愛い。
二十歳までは手を出さないつもりだったが、そうそうに限界かもしれないなと、頭の片隅で思いつつ。
「別に、休みの日だし、かまわねえよ」
言いながら、蛙吹のさらさらの髪をなでる。
頭をぽんぽんとなでるのは、蛙吹が学生時代だった頃からの癖だ。
別に当時も子供扱いしてるわけではなかったが。
今では、可愛い彼女をちょっとでも触りたい、てだけの欲望のぽんぽんになりはててている。蛙吹が気付いてないのが幸いだ。
それでも蛙吹はそのぽんぽんを嬉しそうに笑いながらケロケロという声で答える。

「とっても嬉しいわ、先生。浴衣きてくるわ」
「そりゃあ楽しみだ」

めずらしくはしゃぐ蛙吹に此方の心もほっと光がともるようにあたたかくなった。

「私、先生の浴衣姿もみてみたいわ。駄目かしら」

それは大変めずらしい蛙吹の我侭であり。
普段面倒くさがりの俺でも、此方を伺いながら可愛らしい顔で見つめてくる蛙吹をみみていたら
その願いをかなえてやりたくなっても仕方がないことだった。
「…………あー…浴衣があればな…」
気がむかないなあという体で足をススメながらそんな風に誤魔化したが、
脳内ではどこに浴衣をしまったか必死に検索をしていたのだった。

「先生、大丈夫?人酔いしたかしら?」
ふと気付けば蛙吹が心配そうに此方を見上げている。
少しぼーっとしすぎたようだ。ここでお前にみとれていたんだよ、てきなことをいえる性格だったら
どんなに良いだろうとも思うが、おそらくそんな俺では蛙吹は好きにならない気もしした。

「大丈夫だ。すまん。気が抜けてた。蛙吹こそ大丈夫か?疲れてないか?」
「私は大丈夫よ。とても楽しいわ」

ケロケロ、と喉を鳴らしながら言う笑顔がとても愛おしくて可愛い。
―――――ああ、だきしめてえなあ。
それはふってわいた自然な感情だった。
さすがにここでは目立つなあと冷静な自分が告げるので、そっと蛙吹の手を握る。

「せんせい?」
「ん?少しあっちいくぞ」

指差した先は、小さな神社がある、お祭りの賑わいが少し遠くなるところ。
人気がなくて、人目につかないところを見つけるのが得意な自分でよかったな、などと
どうでもいいことを思いながら、薄暗がりへ蛙吹の手を引く。

「せんせい?」
何も疑うことのない、純粋な信頼の目。
たまにそれを踏み荒らしたい凶悪な男としての感情もわいてきたりしないでもなかったが、
相手を傷つけるだけの激情を処す術は年齢や職業の関係もあって既に心得ている。
だから、蛙吹を傷つけるようなことが出来る自分じゃなくて、本当に良かったと自分でもおもう。

不思議そうな顔の蛙吹に、小さく笑いかける。
「抱きしめても平気か?」
そう尋ねれば、おおきな目が更に開かれる。
でもすぐに、ちょっとだけ不満そうな顔になった。
そんな顔もかわいいなあ、と思ってしまうから、本当に俺は重症だ。
「別に聞かなくても平気なのに」
そうポツリというと蛙吹は自分から、俺の腕の中へ飛び込んできた。
可愛くて小さな俺の彼女を、優しく、けれど離す気は更々ない、という気持ちをこめて
ぎゅうっと抱きしめる。

「……そうか。悪かった」

そうささやくように告げると、ケロケロと蛙吹は嬉しそうに返事をした。



+++


ふふ、先生、私のお願い事はね。
―――先生が早く私に手を出してくれますように、だったのよ。
もう叶ってしまったわ。
来年は織姫と彦星にお礼の短冊をかかなきゃ。




***
ワンドロお題「七夕」でした。

(pict::相梅雨)

2016.07.04 相梅雨

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ワンドロお題「距離」

***
教師と生徒の、絶対的な線と距離。好きです。

(pict::相梅雨)

2016.07.01 相梅雨

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「散々人を振り回しておいて今更なしとかはやめろよ蛙吹」
「………だって先生に脈なんかないと思ってたわ…」
「そりゃ気付かせないようにしてたからな」
「……じゃあどうして?」

蛙吹が大きな目で相澤を見上げれば、静かな苦笑だけが帰ってくる。
もう一度強請るように、相澤の服を引っ張れば、今度は小さな溜息が聞こえた。

「……あんまりお前が懐くからだぞ」
「あら私のせい?」
「そうだ。あんまりお前が周囲をチョロチョロしやがるから
お前が居なくなった毎日を想像したら、なくしたくねえなと思っちまったんだよ。
お前が……、よこでケロケロ言ってるのに、もうなれちまった。
だから、ずっと俺のそばにいろよ、蛙吹」

真っ直ぐに告げてくれる相澤の瞳が、本当の気持ちなのだと伝えてくる。
喉が勝手にケロケロと鳴った、嬉しさのあまり、だ。
でも、先生間違ってるわ。
ひとつだけ。

「先生、もう恋人同士なら、梅雨ちゃんとよんで」

喉をならしたまま、相澤の胸へと飛び込んだ。
「学校外でなら呼んでやるよ」
頭上からそんな言葉が聴こえてきて、また、嬉しさで喉がなった。

ああ、夢じゃない。
夢じゃないわ。
抱きしめ返してくれる相澤の腕の力強さが、決してこの事実が夢なんかではないことを 蛙吹に教えていた。




***
基本ルートが、生徒には絶対手を出さないぜ相澤が脳内にいるので
どうにかして別ルートで相澤先生から手を伸ばしてくれないだろうか???
と真剣に考える最近です。あと!!1巻ブルレイ買ったんですよーー!!!
梅雨ちゃんのドラマCD聴きたくて!!聴くの楽しみです(*´Д`)ハァハァ

(pict::相梅雨)

2016.06.30 相梅雨

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ワンドロお題@「手作り」

全く自分が好かれているなんて少しも思って居ない相澤先生とかでも萌えますね。
基本聡い先生妄想してるけど、実はそういうことに疎かったらそれはそれで可愛い。
毎回なんで俺なんかにもってくんだコイツは?みたいな思いつつ、うけとって、

「今日はネコにしてみたの。どうかしら。」
「うまいな」(ポリポリ)
「良かったわ」


「今日はカエル柄にしてみたの。先生どうかしら」
「うまいな」(ポリポリ)
「良かったわ」


「先生」
「ん。今日はなんだ?」
「今日はパンダよ、先生」
「毎回うまくつくるもんだなあ」(ポリポリ)
「美味しいかしら?」
「うまいよ」
「良かったわケロケロ!」

みたいなのを卒業まで続ける相梅雨可愛いね?????
少しも関係すすまねーのかよ!ていう笑。
卒業の日、やっぱりクッキーを持ってくる梅雨ちゃん。

「今日は調子実習はねえぞ?」て笑ってる先生に、
好きです、てかかれた大きなクッキーを渡してさ~~~!!!
先生の様子伺ってたら、
「知ってたよ」てみたことない顔で笑ってくれて
「あんなに持ってこられたら嫌でも気付くわ。あとで連絡先おしえっから、 教室で待ってろ」
て頭ぽんしてくれる。それから去り際に、卒業おめでとう、蛙吹。て言ってくれるやつ。
エンダーーイアアアアアアアアアアアアアアアア

結婚して!!あいつゆ!!
絶対相澤先生にフィルターかかってる気がするんだけど許して欲しい。

(pict::相梅雨)

2016.06.29 相梅雨

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「ったく、ちゃんと連絡いってねえのか……。蛙吹、大丈夫か?」
「……え、ええ。急に目の前に先生が現れるからびっくりしたわ」
「それ、買い物の荷物か」
「ええ、そう。これから晩御飯をつくらなきゃいけないの」
「そうか。持ってやる。かせ」
「別に大丈夫よ、先生。軽いのよこれ」
「いいんだよ。丁度おまえんちに行くところだったんだ。ついでなだけだ、ほら」

有無を言わせない体で、先生の手が私の腕からネギが飛び出ている袋を取り上げる。
「本当にいいのに……」
小さく呟いては見たが、聞き届けられなかった。
手ぶらになった私は隣の先生をチラリと見上げる。
相澤先生とネギはとても不釣合いで、少しおかしかった。
「なんだ?」
くすりと笑みががこぼれたのを目ざとく先生は問いただす。
「先生にネギって似合わないわね」
「まあな。久しぶりにナマモノをみた」
当たり前のようにそんな事を言うからまた少し噴出してしまった。

「ケロ!先生、固形物は全然食べないの?」
「外で食ったりとか付き合い以外は、あんまりたべねえな」
「先生、私、ヒーローが不精するのはどうかと思うわ?」
「不精じゃねえっつの。合理的におれは過ごしてるだけだ」
「ご飯、おいしいのに勿体無いわ」
「そういうのは外で食うからいいんだよ」
「そうかしら。おうちでもおいしいもの食べられたら幸せな気がするけれど」

私がそう見上げると、めずらしく相澤先生は小さく笑っていた。
「……ああ、そうだな。お前はいい家庭に育ってんだな」

そこで会話は途切れてしまった。
私はといえば、めったにみられない相澤先生の笑顔に少しだけ心臓がドキドキしていた。
先生もあんな顔をするのね。もっと笑ったらいいのに。
そんな事を思いつつ、他の誰にも見せないでほしい、などと反対のことを思ってもいた。

「蛙吹、ここか?」
先生のことばかりを考えていたらあっという間に家についてしまった。
「そうよ」
先生から荷物を受け取りながら、頷く。
「ご両親はまだ帰ってないのか?」
「そうね、帰りはもっと遅いの」
「……そうか。最後にして正解だったな。帰るまで待たせて貰いたいんだが、大丈夫か?」
「私は構わないけれど……。先生ずっと外で待っているつもり?」
「ご両親が不在なのに、俺が家に入るのはまずいだろう」
「それは逆よ先生。入れなかったら私が両親に怒られてしまうわ。中で待っていて。先生が嫌じゃないのなら……」
しばらく悩んでいるそぶりだったが、晩御飯作ってる間下の弟妹の面倒をみてもらえると私も助かるの、
と告げてみれば、渋々中へと入ってくれた。
台所で手際よく準備をしている後ろで、先生がしたの子達の面倒をみている。
とても不思議な光景に思えた。
小さい子は苦手そうにみえたけれど、存外子供全般は好きなのかもしれない。

折角だし、先生の分も一緒に作ってしまおう。
多分先生は、出されたものを食べない、という選択をすることはない筈だと思った。
なんだかんだ、本当はとても優しい人だと思うから。

トトトトトトト。規則正しい音が台所に響く。
自分にとっては当たり前すぎて何も思うことはないが、先生には違うらしい。
「器用なもんだな」
「ケロ!!」
「お。驚かせたなら悪かった」
背中の方に先生がたっている気配がするけれど、振り向くことは出来なかった。
褒められて、何故だかとても気恥ずかしかったのだ。顔がきっと赤くなってるわ。
そんな私には気付かずに、何の気はなしに先生が尋ねる。
「随分量多いんだな」
「うちはいつもこんなものよ」
「そうか」
先生はするりと台所から出て行き、待ちくたびれてる下の子達へもう直ぐできそうだぞ、と伝えていた。
嘘よ。本当は先生分多いの。
食べてくれるといいのだけど。


***


自分の前にまで並べられた料理とご飯を眺めて、先生は溜息をついた。
「……蛙吹………」
じろりと睨まれたが、ニコニコしながら、こう続けた。
「ご飯は、みんなで食べなきゃおいしくないわ、先生」
「……生徒の家でご馳走になるわけには行かねぇんだって……」
先生は困ったようにそう告げるけど、構わずに悲しげな顔で私は続けた。
「私が勝手に作ったんだだものね。先生が食べたくないのなら、しかたがないわ……」
「………………わーかったわかった。食うから、な。それでいいだろ」
「ケロケロ!」

私が嬉しそうに笑うと、先生は頭をポリポリとかいた。

それは照れているときの癖だって、私もう知っているのよ、先生。

美味しいって思ってくれるといいのだけれど、と思いながら私も自分のご飯へとお箸を運ぶのだった。




***
家庭訪問が!!!本誌で1!!描かれなかったので!!二次創作し放題ですよ!!!て思いました。

(pict::相梅雨)

2016.06.27 相梅雨

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ほほほほ本誌の展開がやば過ぎて。あと相澤先生の髪型アアアア
ウオオオオオオオオオオイケメソ!!!!!と思ってもえしにました。
こんな風にいろいろ思いつつ、私情が少し入るのいいなあて思いました。
最後の最後、(アイツちゃんと弱音はける場所とかあんのかな)みたいなこと思って欲しい。
先生として気にかけてる範囲なんだけど、個人的には無自覚にほんの少しだけ
矢印が出てても構わないくらいには思ってるけどどんな感じなんだろうなあ
先生が自覚したりするのって、あるのかなあ?あんまり想像がつかないなあ
クールな先生だし、そういうことは一切さとらせなさそう。
気付いたらもう好きだった、みたいな感じかなあ?

「先生はいつから私の事がすきだったの?教えてほしいわ」
「……さあな。考えたこともねえなあ」みたいな。
「いつからって線引きはいま必要か?俺はお前の隣に居るぞ」
みたいなメンタルイケメンな相澤先生的な妄想したらとても楽しかったです
もうデキてる未来妄想楽しいですね!!梅雨ちゃん二十歳で、先生35歳くらい?いいですね!!

(pict::相梅雨)