「散々人を振り回しておいて今更なしとかはやめろよ蛙吹」
「………だって先生に脈なんかないと思ってたわ…」
「そりゃ気付かせないようにしてたからな」
「……じゃあどうして?」
蛙吹が大きな目で相澤を見上げれば、静かな苦笑だけが帰ってくる。
もう一度強請るように、相澤の服を引っ張れば、今度は小さな溜息が聞こえた。
「……あんまりお前が懐くからだぞ」
「あら私のせい?」
「そうだ。あんまりお前が周囲をチョロチョロしやがるから
お前が居なくなった毎日を想像したら、なくしたくねえなと思っちまったんだよ。
お前が……、よこでケロケロ言ってるのに、もうなれちまった。
だから、ずっと俺のそばにいろよ、蛙吹」
真っ直ぐに告げてくれる相澤の瞳が、本当の気持ちなのだと伝えてくる。
喉が勝手にケロケロと鳴った、嬉しさのあまり、だ。
でも、先生間違ってるわ。
ひとつだけ。
「先生、もう恋人同士なら、梅雨ちゃんとよんで」
喉をならしたまま、相澤の胸へと飛び込んだ。
「学校外でなら呼んでやるよ」
頭上からそんな言葉が聴こえてきて、また、嬉しさで喉がなった。
ああ、夢じゃない。
夢じゃないわ。
抱きしめ返してくれる相澤の腕の力強さが、決してこの事実が夢なんかではないことを 蛙吹に教えていた。
***
基本ルートが、生徒には絶対手を出さないぜ相澤が脳内にいるので
どうにかして別ルートで相澤先生から手を伸ばしてくれないだろうか???
と真剣に考える最近です。あと!!1巻ブルレイ買ったんですよーー!!!
梅雨ちゃんのドラマCD聴きたくて!!聴くの楽しみです(*´Д`)ハァハァ